こんにちは、ゆうです。
GWに歌舞伎座にて人生初の歌舞伎を観劇してまいりました。
タイトルそのままの意味を語っていきます。
その前に、感想として良かった点をまとめます。
・歌舞伎の見どころとして、男性の役も女性の役も両方とも男性が演じるのですが、
本当の女性以上に女性らしく色気さえ感じるところがすごい。
驚くことに30キロもあるとてつもなく重い衣装を纏いながらも中腰でバランスを崩さずに
おしとやかに動く姿が印象的でした。
・立役(男性役)の動きの豪快さが女方(女性役)と対照的で、目と耳で楽しめた。
・歌舞伎の最大の魅力である「総合芸術」に触れられたこと
日本舞踊を取り入れた動き、華やかな衣装や舞台装置、各シーンで使われる音楽。全ててで一つの
世界が作られていました。
人間国宝を含む一流の役者さん方、和楽器の一流の演奏家、
日本の伝統を受け継いだ専門家集団によって手掛けられた衣装やカツラ、小道具が揃い、
まさに「超一流」に触れることができました。
・役者さん方とタイミング良く呼吸を合わせた「ツケ打ち」は雰囲気を作っていて見どころでした。
・女優・寺島しのぶの長男である尾上眞秀の初舞台の祝幕がCHANELとのコラボで製作されており、
日本の伝統と海外のハイブランドの融合で豪華だった。
ただ、
セリフを全て理解できたわけではありませんでした。
言葉がまるで歌のようだったり、昔の言葉?みたいで何を言ってるかちんぷんかんぷんでした。
音声ガイドにめちゃめちゃ助けられました。
ふむふむなるほど、今の展開はこういうことなんだなと、ガイドを聴いてやっと理解するという(笑)
そりゃあ何も予習せずに行ったので理解できないのは当然かなと。
せっかくお金を払って観に行ったのに消化不良のままでは悔しいなと思って、
公演終了後、歌舞伎についてまずは歴史からちょっと調べてみて知ったのですが、
歌舞伎は江戸時代に始まり、400年以上もの歴史があるそうなんです。
歌舞伎の語源は「傾(かぶ)く」。
流行の最先端をいく奇抜なファッション、世間の常識はお構いなしの「かぶき者」をまねた扮装で見せたのが、歌舞伎のルーツといわれる「かぶき踊り」でした。
いま風?「かぶき者」のイメージ↓
江戸時代には日常の娯楽として絶大な人気を誇り、見る人々を楽しませていました。
ところが、明治時代以降、歌舞伎は敷居が高く近寄り難く古臭いものとみなされるようになってしまいました。
その理由は
明治時代初期に西洋から日本へシェイクスピアなど西欧の演劇や映画が浸透していく過程で、
歌舞伎は「旧派」と呼ばれ、
人々にとっては知識の習得や観劇の習慣なしには見づらいもの、わかりにくいものになっていったからでした。
それでも今日に至るまで、400年以上愛され生き残ってきたのは伝統芸能だからという理由だけではありません。
各時代の観客にどうしたら「面白い!」と思ってもらえるのか?を貪欲に追求し、
俳優や裏方の数えきれない工夫が重ねられたからなのです。
そして新しいレパートリーを増やし、その数700以上に上ります。
これはビジネスと共通しているなと。
具体的には
長く続く商売の重要な特徴として、
自分が作りたいもの、売りたいものではなく、
お客さんが本当に求めているものを提供するということ。
そのためには顧客の悩みや解決策をリサーチしまくることが必須になってきます。
今回は歌舞伎という日本の伝統芸能に人生初で触れることができ、教養が増えたみたいで嬉しかったです。
色々また体験増やして人生やビジネスで視野を広げてどんどんブログにしていきます。
劇団四季にも人生初で行った話もしてます。
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